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2022年 09月 21日
ねずみさん 旅立ちました
SNSに記してはいたものの本ブログには掲載していなかったので、改めてこちらに記載します。

ねずみさんは駆け足で旅立って行ってしまいました。
2022年5月20日の夜8時過ぎのことでした。
享年ほぼ17歳でした。
今日はちょうど4回目の月命日です。
生前に賜った沢山のご厚誼に心から感謝するとともに、ご報告が遅くなったことをお詫びいたします。


体調を崩して10日間。本当にあっという間の出来事で、とてもとても困惑しました。
最後は急性腎不全だったんだろうと思います。

鼻チューブでの栄養補給、投薬、輸液、皮下注射、ぜんぶ家で行いました。
それでもこんなのはすぐに持ち直して、この先になってからもっと長いこと通院したりお薬飲んだり、
ご飯をイヤイヤしたりと、色んなお世話をさせて貰えるものだと信じていたのですが。

でもこれが彼なりの決心のありようなのかと思い、辛いけど受け止めることしか出来ません。

長患いして互いに消耗することもなく、なんて良い子なんだろう。
残された人間家族はそう言ってねずみさんを褒め称え、
長い時間を共に生きてくれたことへの感謝と愛を伝え、
最後ちょっと苦しい時間を長引かせただろうことを謝るだけです。

最後の日は、本当はもう輸液なんてしない方が良かったんだと思います。


前日の昼、腎数値も肝数値も急上昇し、体調も顔色も悪く、化学的に出来ることが無くなってしまったと解った時、
ねずみさんの鼻のチューブを抜いてもらう決断をしました。

高栄養の流動食やお薬をねずみさんの胃に届けていた、ねずみさんの命を繋いでいた鼻チューブです。

抜いてもらった瞬間、私は恥ずかしながら先生方の前で泣き崩れ、オペ室に立てこもって更に泣き続けた挙句、
そこの在庫のティッシュを使い果たし、とても運転できないので家にいた夫を召喚し、ようやく帰宅しました。

もうベッドに上がれない、横たえたら身動きが取れないねずみさんに寄り添ってうたた寝をしたりしなかったり。
食欲なんて沸きません。
それでもねずみさんが気持ち悪くて嘔吐すると水分を補給しなくては、と思い、少量の輸液をしたりしていました。
脱水=気持ち悪くなる と思っていたのです。
少しでも楽になってほしい一心でしたが、でもそれは本当は不要な処置だったのでしょう。
体に水分があればあるだけ腎臓に負担がかかっていて、濾せていない毒素だらけの水分が体を巡ることでより気持ち悪くなり、
逆に無用な苦しい思いをさせてしまったんだと思います。
でも未熟な私にはそんな見極めが出来なかったせいです。

吐き気止め、抗菌剤だったか抗生剤だったか、これらの皮下注射も本当はどこまでやるべきだったのか、
正解は今でも分かりません。ただ苦しみを取ってあげたくて一心不乱だったことを覚えています。

さいご、私の腕の中で、苦しそうに体中に溜まった悪液を吐き出しながら、美しい瞳から色と生気が消えていく様子が、
つまり亡くなっていく彼の姿が今でも鮮明に思い出され、してもしてもしきれない後悔の思いと涙が枯れずに湧きあがります。
輸液、余計なお世話だったんだね。ごめんね、と。
これは決して消せない私の心のキズとなっています。
いや、私のキズなんてねずみさんの苦しさ、しんどさに比べたら全くどうってことないです。
本当に、代わってあげられたらどれだけよかったか。

ねずみさん 旅立ちました_e0058292_00382752.jpg
体調を崩してからは本当にあっという間のことで、残された私がどれだけの喪失感に襲われたかは言うまでもありません。

いつも私の視界にいて、帰宅すれば真っ先にお迎えに来てくれて、
たまに子猫の時みたいに強烈な顎の力で噛みついてきて、
多頭飼いになっても絶対に自分が一番だという自信に満ちていて、輝くように美しく愛情深く、
でも小さい猫たちには優しい、私の大切な大切な伴侶でした。
私より先に旅立つことは解っていたし、送ってあげられて幸いという言い方もできますが、
ねずみさんを失った悲しみが癒えるには、まだまだ時間がかかります。

美しい碧眼のねずみさん、ねずや。
真っ白な柔らかい被毛、頭の柄が右にずれててお腹がピンクのねずみさん、
君と出会ったのは豊島区南大塚のダルマ理容院。17年前の8月の中旬。
巣鴨駅からふと気まぐれで、いつもと異なる道を通ったのが運命だったね。

あれから千石3丁目の見晴らしの良い部屋で数年、ここ八王子の山の家、
つくばの地面に近くて野良猫がたくさん見える部屋、電車に乗ったり車に乗ったりと色んな経験を一緒にしたね。
またいつか会えたら、それは今生なのか、はたまたこの世なのかどうかも分からないけど、
またきっとあの夏の日のように私を見つけて、そして一緒に生きてください。
どんだけ手足を齧ってもいいからね。

愛してる。ねずみさん。ありがとう。心からありがとう。大好き。大好き。
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# by shionedzmi | 2022-09-21 00:57 | ね11~12歳、たれ5歳?コドモ3歳 | Comments(2)
2021年 03月 02日
仔猫が増えちゃったハナシ
2020年5月12日,
コロナ禍による外出自粛期間中に仔猫を拾ってしまった.
仔猫が増えちゃったハナシ_e0058292_00463185.jpg
1番ちゃん オス 91グラム
2番ちゃん メス 84グラム
3番みぃちゃん メス 77グラム
4番くろちゃん メス 84グラム

残念ながら4番くろちゃんは助けてあげられなかったが,
その分を取り戻すかのように,ニンゲン母とニンゲン父は赤ん坊たちを懸命に世話をした.
こんな乳飲み子はニンゲンはもちろん,猫でも初体験だ.

日に6回も7回もミルクをつくり,
体重を計り,お尻を清め,ミルクを飲ませ,体重を計り,げっぷを出させ,お尻を清める
...を3匹分繰り返す日々.
おっと,その後には哺乳瓶の煮沸消毒タスクも必ずついてくる.

しょうじき言って朦朧ヘロヘロで,若干は育児ノイローゼになってた気もする.
写真なんて撮ってる暇なし.
コロナのせいでニンゲン父が在宅勤務で助かった.
そうでなければ育児経験ゼロのニンゲン母によるワンオペだったかと思うと
マジで気が遠くなる.
絶対に無理だったろうな.
仔猫が増えちゃったハナシ_e0058292_00535825.jpg
赤ん坊たちはフィジカルに毎日問題が起こるので,お医者さんにも毎日.
身も心もお財布もボロボロになりそうな日々だったけど,
それでも3匹の乳飲み子たちはどうにか成長路線に乗ってくれたようで
初の育児に右往左往しつつも,とにかくそれが有難かった.
仔猫が増えちゃったハナシ_e0058292_00584302.jpg
無事に成長してくれれば他の心配事なんてどうでもいいです
ってのが正直な気持ち.
...とも言い切れないんだけど.

だってうちにも猫人口のキャパってもんがあるからね.

でも結果から言うと,
2021年3月現在,わが家の猫人口は5匹ですわ.
ねずみさん オス 15歳を筆頭に
たれちゃん オス 10歳くらい
コドモちゃん オス 6歳

そして小さな女の子たち
にばんちゃん メス 10か月
さんばんみぃちゃん メス 10か月

という布陣.

1番ちゃんは早目にご縁があって,海辺の町の素敵なご一家の次男になりました.

とりあえず更新してるブログって滅多にない昨今だけど,こんな感じになったことを報告しておきます.
仔猫が増えちゃったハナシ_e0058292_01061775.jpg
赤ん坊たちもそりゃ必死だった



# by shionedzmi | 2021-03-02 01:15 | Comments(0)
2020年 05月 05日
みんなわりと元気
みんなわりと元気_e0058292_22452314.jpg
奥 コドモちゃん   中 ねずみさん   前 たれちゃん


ブログがいつの間にやらオワコンになって久しいね.

しょうじき言ってログインIDとパスワードも覚束なくて
PCが組み合わせを記憶していて何とかログインできました(笑).

さて我が家ではねずみさんがそろそろ15歳のハイシニア,たれちゃんが7歳以上10歳未満くらい,
そしてコドモちゃんが5歳になりました.

めでたくハイシニアを迎えたねずみさんはこの1年ちょっと大きな病もなく
息災でやってくれています.
後ろ足の踏ん張りが利かなくなってベッドやソファへのご登壇が少々キツいらしいですが,
それ以外は特に不都合もなく.腎数値もまぁ年齢相応 要観察.
ありがたや ありがたや.

たれちゃんはこの1年ほど,毎晩一生懸命におねだりして ちゅーるを貰うことを人生最大の喜びにしている.
ちゅーるを知ってからの彼は可愛いこぶりっこスキルを爆上げ中です.

コドモっちはただひたすらカワイイ.
何してても何してなくても何から何まで無条件でカワイイ.


こんな感じでみんな割と元気にしています.

カイヌシも大きく成長しちゃって(💦)アレですが,まぁ悪いところは無いみたいよ.






# by shionedzmi | 2020-05-05 22:54 | Comments(0)
2017年 04月 21日
コドモちゃんが可愛すぎで困るの件
ブログも下火になり,ネットでの個人的な発信といえば専らSNS的かつ短い形式が中心となって
久しい今日この頃.
ねずみ小屋はまぁまぁ皆元気にやっております.

ねずみさんは12歳でクレアチニンの数値が上昇し,フィジカルとしてはどっぷり老境.
体も重く動きにキレがなくなったのは,でもそれカイヌシも同様なので目をつぶりましょう.
1年ほど前からはロイヤルカナンの腎臓サポートオンリーですが,メシについてはさほど文句も言わずに毎日を過ごしています.
気が向くとカイヌシの手足をがぶがぶ齧り,日に数度はたれちゃんを追いかけまわしてイビり倒し,
コドモの乱暴狼藉をちょいちょいと前足でいなしてやって運動不足を解消している感じ.

たれちゃんは1年近く前に悪い歯をたっぷり抜歯したところ,
それまでお口イタイイタイの悪さをしていた歯周病菌が死滅したらしく,気分爽快な毎日を
送れるようになりました.
残った下顎の犬歯2本と犬歯の間の門歯のつぶつぶだけで腎臓サポートを旨そうに食べており,
明確に性格が明るく,また くどいくらい懐っこさ全開になったうえ,
昨今はねずみさんやコドモちゃんが売りつけてくる喧嘩を買っちゃうくらいのガッツを取り戻した様子.
以前は歯が痛くて毎日が憂鬱でホント大変だったんだね.

そしてコドモちゃんは生後3年が経過し,すっかり美しい若猫に成長あそばしてる最中.
本当にこいつはルックスが可愛くて,性格も(人間からしてみると)可愛くて,声や仕草も可愛くて
天は二物も三物も与えるってことがあるのね,という清純派アイドルの見本のような猫になってくれてます.

そんな感じでねずみ小屋は本日も無事に運営されております.

簡単ながらも久しぶりの更新記事でした.
うん,次はいつになるかなあ......
(エキサイトブログは携帯端末での使い勝手がイマイチなのですよ)

コドモちゃんが可愛すぎで困るの件_e0058292_1422286.jpg
コドモちゃん


# by shionedzmi | 2017-04-21 14:02 | ね11~12歳、たれ5歳?コドモ3歳 | Comments(0)
2016年 05月 18日
猫たちはみな まぁ元気
猫たちはみな まぁ元気_e0058292_20212368.jpg



珍しい3ショット!

# by shionedzmi | 2016-05-18 20:22 | ね10~11歳、たれ4歳?コドモ1歳 | Comments(0)